創業万延元年 松の司

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松の司の「現在」

水の酒

2021-08-26

こんにちは管理人Hです。

今回はこの8月に発売した「純米吟醸 みずき」について少しお話ししたいと思います。


これまでの松の司のお酒は「AZOLLAシリーズ」や「土壌別仕込」など《米》や《土》にフォーカスした商品が代表的でした。でも今回の「みずき」は《水》をテーマに仕込んだお酒です。

以前ブログ『水から考える松の司』で石田杜氏にインタビューしたように、ここ数年、お酒の味に対する“水の質”について色々と検証を行ってきました。そんな中で出会ったのがここ竜王町の隣町 野洲市にある岡鑿泉工業所の井戸水。

冒頭の写真はその井戸です。野洲川のすぐ側の土地で、古くは造り酒屋があり地下水が自噴していたほど豊富な水に恵まれたところにあります。


1930年(昭和5年)頃 創業当時の岡鑿泉工業所の鑿井工事

このやわらかく口の中でほどけていくような口当たりの井戸水との出会いと、昨年スポット商品として試験的に挑戦したアルコール13度台のお酒「仕込58号」で得た発見や手応えがパズルのピースのようにピタリとはまり“水の個性を酒に表現する”というコンセプトのもと「みずき」が生まれました。

もう少ししたら、もっと詳しいお話や名前の由来、テイスティングコメントなどを盛り込んだ「みずき」についてのWebページも公開します。是非お楽しみに。

カテゴリー:商品紹介

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