2022-03-10
こんにちは、蔵人の原です。
このブログは、蔵できき酒をしながら「これって〇〇で言うたら△△みたいな」と話しをする感覚でウチの商品たちをご紹介できたらというものです。
今回も僕の独断と偏見で、ある商品を趣味のジャズで例えてみたいと思います。ウチの商品たちがそれぞれどんな感じかを知ってもらうきっかけになれば幸いです。
今回例えてみるのは『純米吟醸 楽』です。
そして僕にとって『楽』をジャズで言うたら『ポール・デスモンド』になります。
ふところが深い
『楽』のおだやかな香りは炊き立てのお米を思わせるようなニュアンス。爽やかでほど良くふくらむ落ち着いた味わいの中に、松の司ならではの味の締まりも感じます。
商品説明に《冷やから燗まで様々な温度帯で楽しめ、柔らかな口当たりから幅広い料理と合わせて頂けます。》とある通り、日々の晩酌用として気安く飲むのも良し。料理と合わせてしっかり味わっても楽しませてくれるふところの深い酒です。
出典:Sony Music
一方、ポール・デスモンド(1924〜1977)はアメリカのジャズマンでアルトサックスの奏者です。その音色の特徴は甘さと軽やかさ、そしてどこか乾いた落ち着き。頭の上から空へ向けて響くような抜けの良さがあります。
湯船のくつろぎ
そんな彼のアルバム『Easy Living』はその名の通り『楽』を感じさせてくれます。中でも特に『That Old Feeling』という曲は、やさしく、明るく、ほど良く軽快で『楽』っぽいなぁと思うのです。
出典:Sony Music
アルバム全体を通してもそうなんですが、ギターのジム・ホールとの軽妙なかけ合いや行間のある演奏は、ちょうど良い温度の湯船につかっているかのようにくつろげます。
寄り添ってくれる酒とジャズ
BGMとしてなんとなく聴き流しても良いし、スピーカーと向き合ってちゃんと聴き込んでも味わい深く、聴きどころに溢れるところなんかまさに『楽』のキャラクターそのものです。
出典:Warner Music Japan
〈さしずめ燗をつけた『楽』はこのアルバムの『Greensleeves』だと思っています。〉
その日の気分に合わせてやさしく寄り添ってくれる酒とジャズ。『Easy Living』をかけながら『楽』を飲むなんて最高のくつろぎタイムじゃあないでしょうか。
ということで今回は『楽』をジャスで言うたら『ポール・デスモンド』でした。
あくまで個人的な感想ですので、どうかお手柔らかに。
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