創業万延元年 松の司

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松の司の「現在」

『with Matsunotsukasa』〜と酒を楽しむ No.2

2020-12-22

松の司にゆかりのある方々に手紙を送り、その方の今観たい聴きたいものを紹介してもらいながら、それと一緒に呑みたい松の司商品を教えていただく『with Matsunotsukasa』。手紙のやりとりをご覧いただきながら松の司を楽しむ参考にしてもらえたらと思います。

担当は原です。


第二回目のテーマは『映画』
お相手は福岡の博多に本店を構える特約販売店「住吉酒販」の代表取締役社長 庄島 健泰さんです。
お店の公式YouTubeチャンネルで色々な質問に合わせた日本酒のチョイスと紹介をされている健泰さんなら今回のテーマに面白いお返事を頂けるのではないかと手紙を送りました。

健泰さんへの手紙 >>>

拝啓
いつも松の司の販売にご尽力いただきありがとうございます。

そしてYouTubeで配信されている「教えて!酒大将」いつも楽しく拝見しています。日本酒に関するロジカルで分かりやすい説明もさることながら、寄せられた酒クエッションに答える“酒大喜利”での色んな切り口の質問に対する日本酒の提案が、味わいだけじゃなくそのお酒のキャラクターを発見することになり毎回興味津々です。

そんな“酒大喜利”の中でされていた「映画と日本酒」の回が僕には印象深く、映画といえばコーラとポップコーン、あってもビールという思い込みが見事に崩れました。家でゆっくり好きな映画を観るなら、それに合う日本酒やおつまみをお供にというのは素敵な時間だなと思った次第です。

そこで健泰さんに伺いたいのが、寒い冬に家で観たい映画はどんな作品ですか?
そしてその作品に合わせて呑むなら松の司のどの商品をチョイスされますか?

日本酒と過ごす冬の楽しみの一つとして、是非教えてください。よろしくお願い致します。また時節柄、体調を崩されませんようどうかご自愛ください。

敬具

松瀬酒造株式会社 原 一成


>>> 健泰さんからの手紙

拝啓
“酒クエスチョン”ありがとうございます。寒い冬に見たい映画、そして合わせる松の司、お答えしましょう。

仁義なき戦い 四部作 × 産土 燗(ゆず燗)


出典:Amazon

生々しく痛みを感じる仁義シリーズと、身体に染みるゆず燗の優しさが重なりとんでもない没入感を生みだします。

是非お試しあれ。善き冬の日々を。

敬具

住吉酒販(有) 庄島 健泰


切れ味鋭い映画チョイス。さすがです。寒い冬にというと『ホーム・アローン』などアットホームな映画を思い浮かべてしまうのですが、まさかの『仁義なき戦い』。僕はこの映画を観たことが無いので、内容について少し調べてみました。

最初の公開が1973年、監督は深作欣二。それまでの仁侠映画はヤクザをヒーロー的に美化する虚構性の強いものばかりだった中、実在のヤクザ“美能幸三”の獄中手記をもとに脚本が書かれ、殺伐とした暴力シーンなど痛々しく生々しい実録路線で制作されたそうです。

ただ、映画としての完成度と人気は凄まじく、日本の戦後史として、また優れた群集活劇、エンターテイメントとして映画史に残る稀有なシリーズであるとのこと・・・面白そうですね。

それに合わせる『松の司 産土(うぶすな)』のゆず燗というのは蔵でもこの時期よくやります。

ゆず皮の表面の黄色い部分だけを少しスライスして徳利に入れ燗をつけるのですが、ゆずの良い香りがお酒に移り『産土』の熟味ともあいまって、何とも優しく味わい深い燗酒になるんですね。

僕はこのゆず燗を呑むと、まだ能登からの蔵人さん達が来ていた頃、冬の夜のとてつもなく寒い洗い場でゆず燗を呑んで身体を温めながら杉玉をこさえていたことを思い出します。あの時のゆず燗の美味しかったこと・・・。

 そう考えると、厳しい寒さや痛々しさに染み入る優しい『産土 燗(ゆず燗)』、確かにベストマッチで『仁義シリーズ』に没入し酔いしれることが出来るかもしれません。皆さんもこの冬試してみては。

健泰さん、ありがとうございました。

カテゴリー:with matsunotsukasa

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